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成人式の前撮りでヘアアレンジをする際、髪の長さが足りなくて理想通りのヘアアレンジができない場合があります。そんな時にはウィッグでアレンジするのがおすすめです。この記事では、成人式と前撮りでウィッグを利用するメリットとでメリット、ウィッグの種類や自然に見えるコツを紹介します。
今の髪型が振袖に合わない場合でも、ウィッグを使えば振袖に合う髪型にアレンジしやすいというメリットがあります。仕事や学校の都合で髪形を維持しなければならない場合でも、ウィッグを使えば自由自在にアレンジが可能です。
成人式では記念撮影をする人がほとんど。ウィッグで髪の毛にボリュームを出せば、写真映えします。髪の悩みがある方でもウィッグでウィークポイントを補えば、理想のヘアスタイルに近づけるでしょう。一生に一度のハレの日に、美しい姿で記念写真を残しましょう。
ウィッグを使えば髪の毛を傷めずにさまざまな髪形に挑戦することができます。通常ヘアカラーやパーマを当てれば髪が傷みます。しかも、せっかく成人式や前撮りでカラーを楽しんでも、学校や職場の規定で翌日には元に戻さなければならないことも。ウィッグは外してしまえば地毛に戻すことができるので、髪を傷めることがありません。
成人式当日は美容室が非常に混雑します。かなり前から予約をしておかないと、予約が埋まってしまうこともあります。そんな時でもウィッグをかぶってしまえば、美容室に行かなくても振袖に合った髪型にすることが可能です。
年齢を重ねるとともにボリュームがなくなる髪の毛。髪のボリュームアップにもウィッグが一役買ってくれます。ボリュームのない髪は、老けて見えることも。成人式で若々しくきれいな姿を見せたいのであれば、ウィッグを検討してみるのもよいでしょう。
ウィッグの種類によっては当日に被るだけでセットが完了するので、ヘアメイクの時間を短縮することができます。成人式は早朝から着付け・ヘアメイクをしなくてはならないため、ささっとヘアメイクを済ませたい方にもぴったりです。
髪質によってはヘアアレンジが崩れやすい方もいます。とくに、雨や雪が降るとヘアスプレーやワックスで固めていても崩れてしまうことがあります。その点、ウィッグなら天気の影響を受けにくいので、ヘアアレンジをキープしやすいというメリットがあるでしょう。
フルウィッグを使えば地毛をすべて覆い隠すことが可能です。白髪や脱毛症といった髪の毛の悩みをカバーすることができます。
フルウィッグをかぶっていると、蒸れやすいというデメリットがあります。成人式は冬に行われることがほとんどなので問題ないと思いますが、人が多い会場内では頭が蒸し暑いと感じるかもしれません。暑さで苦しいと感じた時には、外に出て涼しい風にあたるなどして調節しましょう。
ウィッグを着用する際は、地毛をネットで束ねてまとめます。そのネットの締め付けがきつすぎると、体調不良になる恐れがあります。ウィッグのサイズが合っていなかったりかぶり方を間違えていたりすると頭痛を引き起こす原因になりますので、体調が悪くなる前に対策しておきましょう。
地毛をすべて覆い隠すことができるのがフルウィッグです。フルウィッグならロングヘアもショートヘアも、地毛の長さに関係なく楽しむことができます。地毛と馴染ませる必要がないため、ヘアセットも簡単です。
前髪部分は地毛を残し、後ろ半分を覆い隠す様に着用するのがハーフウィッグです。フルウィッグよりも蒸れにくく締め付けが弱いため、長時間着用するのに向いています。
ピンポイントで髪の毛の量を増やしたいときに使用するのが部分ウィッグです。前髪用やポニーテール用、お団子ヘア用など、用途に合わせてさまざまなウィッグが展開されています。
脱毛症や抗がん剤での影響などで用いられるのが医療用ウィッグです。一日中使用することを目的として作られているため、一般的なウィッグよりも機能性に優れています。一般のものよりも費用は高くなりますが、セミオーダー・フルオーダーでも製作できます。
エクステは地毛に直接毛束をつけて、髪の毛を伸ばすアイテムです。美容院でつけてもらう必要がありますが、2~3か月ほどつけっぱなしでよく、蒸れたり締め付けられたりする感覚はありません。長さ出しやボリュームを出したい場合に便利なアイテムです。
人工的に作られたウィッグには不自然な毛束や絡まりがあります。地毛と馴染ませるためにはくしを通し、自然な状態に近づけておきましょう。
人工毛で作られたウィッグの場合、独特のテカリがあります。テカリが気になる場合は、ベビーパウダーやフェイスパウダーをかけたり、制汗スプレーをかけることで対処できます。使用する前にウィッグ用のシャンプーで洗うのも有効です。テカリを消すことで地毛に近づけることができるので、試してみてください。
ウィッグをアレンジするときは、ゆるくまとめると自然に見せることができます。きつくまとめてしまうと内側のネットが見えてしまいます。特に生え際や耳回りなどは、境目が見えないよう注意してゆるくまとめるのがポイントです。ゆるくまとめるアレンジが難しい初心者の方には、ハーフアップが比較的簡単でおすすめです。
アレンジに自信がない方には、帽子やヘアバンドの活用がおすすめです。ウィッグの上から帽子をかぶってしまえば、ウィッグとの境目を自然とカバーすることができます。ヘアバンドを使う時は緩く髪を束ねて、少し耳にかかるようにヘアバンドを装着すると自然です。ウィッグを自然に見せるために、アイテムを使ってアレンジを楽しみましょう。
ウィッグを選ぶときは、実物の色を見てから決めると失敗しにくいです。地毛を染めている場合、ヘアカラーとウィッグのカラーを合わせないと、不自然になってしまいます。フルウィッグの場合は、自然に見える色、肌の色に合ったカラーを選ぶとナチュラルです。
ヘアカラーをしていると、どうしても地毛と同色のウィッグが見つからない時があります。販売されているウィッグのカラーには限りがあるため、同じカラーのウィッグがなく不自然に見えてしまう時は、地毛のカラーをウィッグに合わせて染め直してもらうのも一つの手段です。
ヘアアレンジやセットをするときに必要なのが、コテやヘアアイロンです。細かなニュアンスをつけたり、ふんわり感を持たせるには欠かせないアイテムです。希望のヘアアレンジを叶えるためには、コテやアイロンに対応している耐熱性のウィッグを選びましょう。
簡単に髪の毛を伸ばせる襟足ウィッグですが、使用するには地毛がミディアムヘアくらいの長さが必要です。短い髪に襟足ウィッグをつけるとうまく馴染ませることができず、ウィッグが浮いた状態になってしまいます。ショートヘアで髪を長く見せたい場合は、フルウィッグかハーフウィッグを使うとよいでしょう。
ウィッグはカットして使用できるので、調節できるように長めのウィッグを選びましょう。実際にウィッグをつけてみると「もう少し長さが欲しかった」「ボリュームが足りない」ということがあります。そのような事態にならないように、初めから長めのウィッグを選ぶのがおすすめです。
ウィッグ選びは、毛の材質・量・色に注意することが大切です。毛材に不自然なテカリがあるとウィッグだと気づかれやすいので、テカリやツヤが抑えられたものを選びましょう。毛量については調整できるウィッグもあるので、自然になるよう調節してもらうのも良いでしょう。カラーは地毛に近いものを選ぶと自然です。
ウィッグに不自然なテカリがないものを選ぶのであれば、人毛やミックス毛がおすすめです。人工毛と比較するとテカリが抑えられ、より自然に見せることができます。ただし、人毛は自然で耐久性が高い分、お手入れに手間がかかります。メリット、デメリットを考慮したうえで選びましょう。
毛量が少なすぎるとさびしい感じになり、多すぎるとバランスが悪くなってしまいます。ウィッグの毛量は頭の大きさや顔に合ったものを選びましょう。毛量を調節できるウィッグもあるので、調整が必要なときは、美容師に調節してもらう方法もあります。
フルウィッグの場合、肌に合うカラーを選ぶと自然な印象になります。自分で判断することが難しい時は、ウィッグの専門店にいるスタッフに相談してみるのも良いでしょう。ハーフウィッグや襟足ウィッグを使う時は、地毛に合ったカラーを選ばないと、ウィッグが浮いてしまい不自然な印象につながってしまいます。
ウィッグの製法やつむじ、もみあげも確認しなければいけないポイントです。ウィッグは製法によって値段が変わりますが、自然に見せるのであれば値段だけで選ぶことはおすすめしません。
ウィッグの製法には、「手植え」と「マシンメイド」の2種類があります。手植えでハンドメイドされたウィッグは値段が高めですが、軽やかな仕上がりで髪型のアレンジがしやすいのが特徴です。マシンメイドのウィッグはハンドメイドほどの軽やかさはありませんが、値段が安く購入しやすいという特徴があります。
つむじ部分がナチュラルでなければ、ウィッグは不自然になってしまいます。自然なつむじは、ふわっと立体的で植え方が不規則、毛の間隔が適度なものです。さらに、つむじ部分に人工皮膚が施されているものであれば、より自然に近くウィッグだとばれにくいでしょう。
もみあげはダウンスタイルであれば気になりませんが、髪を束ねたりヘアアレンジをするときには人目につきやすい部分です。もみあげは深すぎると不自然ですが、浅すぎると脱げやすくなってしまいます。バランスの良い深さで地毛と近い見た目のウィッグを選びましょう。
ウィッグの内側の素材を確認しましょう。内側の素材はフルメッシュのものがおすすめです。地毛の上からウィッグを長時間被っていると、ムレやすく疲れてしまいます。内側がメッシュ素材であれば通気性がよく、ムレを軽減することが可能です。
ウィッグは自分の頭のサイズに合ったものを選ぶ必要があります。ウィッグが小さいと締め付けで頭が痛くなってしまったり、大きいと脱げやすくなってしまいます。扱いやすいウィッグは、自分でサイズ調整ができるものです。微調整が利くものを選ぶと、快適にウィッグをつけることができます。
ウィッグを長く使うためにも、定期的にメンテナンスが必要です。ウィッグを毎日使う場合のメンテナンスの頻度は、1週間から10日に1度を目安にしましょう。メンテナンスを怠ると、ウィッグに汗や皮脂が蓄積され、ウィッグの寿命が短くなってしまいます。ウィッグの種類によってもメンテナンス頻度は異なりますが、連続装着式や編み込み式の場合は、定期的にサロンに行きメンテナンスを受ける必要があります。
着脱式のウィッグは、人毛と同じようにシャンプーで手入れします。取り外した後にブラッシングでほこりやゴミを取り、地毛と同じように丁寧に洗いましょう。大切に扱えば、自然な状態を長くキープすることができます。シャンプーはウィッグ専用のアイテムを使うと、ウィッグに付着した汚れをしっかり落とすことができ、ウィッグの毛髪保護にもなります。
シャンプーのポイントはウィッグ専用のシャンプー・トリートメントを使うことです。ボウルに水を張ったらウィッグ専用のシャンプーを投入し、毛先からとかすように洗います。洗面器の水を取り替えながら、泡を洗い流しましょう。水は何度も変えて、泡残りがないように注意してください。
着脱不要のウィッグの場合、しっかりケアをしないと頭皮のかゆみや炎症につながる恐れがあります。シャンプーは毎日欠かさず行い、清潔に保つようにしてください。月に1回はサロンでウィッグを付け直してもらうことをおすすめします。
編み込み式は地毛にウィッグがくくり付けられた状態です。シャンプーをするときは結び目を強くこすったり引っ張ったりしないよう注意してください。結び目には汚れがたまりやすいため、意識して洗うと清潔に保つことができます。ブラシを使う時は目の粗いものを使うと、頭皮への負担を軽減することができます。
増毛の一種である結毛式の場合、結び目に引っかからないように注意する必要があります。シャンプーは通常通りで問題ありませんが、強くこすりすぎないよう、優しく丁寧に取り扱ってください。
人工毛のウィッグは、化学繊維で作られています。摩擦には弱いため、ウィッグ専用のシャンプーやトリートメントを使うのがおすすめです。専用のシャンプーには人工毛を保護する成分が含まれているので、よい状態をキープすることができます。人工毛のなかには熱に強くないものもあるので、シャンプー後は風通しの良い場所で自然乾燥させるのがおすすめです。
人毛の場合は、基本的に地毛と同じように洗います。シャンプーの後にはトリートメントを使うと、うるおいが保持されダメージを軽減することができるでしょう。潤いが不足するとパサつきやすくなるため、綺麗な状態を保つためにも丁寧にケアしましょう。
毛先の絡まりが気になる時には、スプレータイプのウィッグ専用保護剤の使用がおすすめです。保護剤をスプレーすれば、ウィッグの指どおりが滑らかで絡みにくくなります。自然なツヤも出してくれるので、よりナチュラルに見せてくれるでしょう。保護剤はつけすぎてもよくないので、ブラシで毛流れを整えながら適切な量をつけるようにしましょう。
こまめなブラッシングも、ウィッグの状態をキープする上で欠かせません。ウィッグを使う前と使った後には必ずブラッシングをすると、ウィッグが絡みにくくなります。ウィッグが絡まった状態で放置すると絡まりが取れなくなってしまうので注意してください。ブラッシングは毛先から優しくとかすのがポイントです。