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成人式の準備で一番わくわくするのは、振袖選びではないでしょうか。毎年たくさんの専門店が新作を発表するなど、とても華やかで、パンフレットを見ているだけでも、どんな振袖を着て成人式を迎えようかと期待が高まることでしょう。そんな振袖選びですが、購入、レンタルと用意の仕方は大きく二通りあります。ここでは、それぞれいつから振袖選びを始めたらいいのか、そのスケジュール感についてまとめています。
一般的に、高校3年生の夏頃からスタートとされている成人式準備ですが、ここでは細かく時期を分け、それぞれの時期にどんなことをしているのか確認していきましょう。
この時期から情報収集を始める方も多いようです。具体的には、実店舗に足を運んだり、ネットやカタログを探して、どんな振袖があるのか調べていきます。もちろん、好みのものがあればこの時期から予約をすることも出来ます。
高校三年生の1~3月は、夏頃から準備を始めた人がどの振袖にするか決めはじめ、予約が集中しやすい時期です。成人式が終わり、レンタルされていた振袖がお店に返却される時期でもあり、様々な柄行の振袖が店頭に一気に揃い、たくさんの振袖から選ぶことが出来るため、予約が集中します。受験とも重なり、忙しい時期ではありますが、受験がひと段落した卒業の時期には予約がさらに混んでくるので、新作振袖を希望している場合はこの時期に予約しておいた方が安心です。
また、このような早目の時期を逃すと、地域によっては前撮りや支度の予約が取りづらくなることもあるため、受験よりも早めに済ませてしまう方がおすすめであると言えます。
大学に入学して初めての夏休みで余裕も出来てくる時期なので、高校の卒業式の後に次いで予約が多くなるのがこの時期です。さらに、振袖の新作が発表されるのは2年前の夏から秋にかけてのこの時期であり、成人式の一年半前のこの時期に発表される新作は、ご自身の成人式のための新作振袖を予約できる最後のタイミングであると言えます。
この時期であれば、まだ前撮りや支度の予約希望も通りやすい傾向にあるので、ここまでに決定しておきたいですね。
予約の最終時期、と考えておいた方が良いとされるのが、成人式から1年前のこの時期です。
もちろんこの時期以降も予約は可能ですが、店舗によっては用意された割引などの早期特典予約が終了してしまったり、着付けなど支度の予約枠も日を追うごとに埋まっていって、予約枠の空きがなくなってしまう場合もあるため、可能であればここまでに予約しておきたい時期と言えます。
ただ、夏場よりも本番と同時期である方が、気温などに合わせて柄行も想像がしやすく、二年後より一年後の方が現実的に考えられるため、決めやすいというメリットもあります。高校生から大学生や社会人となり、普段の服装や髪形などの好みなどにも変化があるかもしれません。それに合わせて選びたいという人にはいいかもしれませんね。
レンタルの場合、この時期が予約に間に合う最後のタイミングといっても過言ではありません。振袖の種類がなくなることはないかもしれませんが、その分選べるものは限られてきますし、前撮りや成人式当日の支度の予約も、早朝やぎりぎりの時間帯になったりしてしまうことが予想されます。ただ、それさえ問わないという方、種類が多すぎて迷ってしまい選べない、という方はこの時期でもいいかもしれません。
お店によっては、年内の営業日内であれば振袖の予約を受け付けているところもありますから、都合がつかなかった、という方はまずは問い合わせてみると良いでしょう。
ピークは成人式から2年前の1~3月頃、次いで1年半前の7~9月だと言われています。それぞれ理由は先述の通り、1~3月は『レンタルされていた振袖が返却されて種類が多い中から選べる』、7~9月は『新作の振袖の予約が最終時期となる』ことが主な理由です。
準備開始に適したタイミングは2年前の高校三年生の1月頃…というと、やはり少し早く感じるかもしれませんが、購入する、となった場合は選択肢が膨大になるため、振袖の柄行などを選ぶという作業だけでなく、購入店舗やそこでの予算なども検討する必要があるので、早くから準備を開始しておきたいということです。
また、この時期は専門店がカタログを作り出す時期でもあるので、カタログの取り寄せや、インターネットで見てみたり、実店舗に足を運んだりして、理想のイメージを掴んでおくと良いでしょう。
次いで、購入のひとつのタイミングとなるのは、成人式の直後です。近隣で式典が催されたり、ニュースなどに取り上げられて目にすることで感化されるのもあり、意識が向いているうちに、ということもあります。また、翌年の新作振袖カタログが出る時期でもあるため、多くの種類から柄行を選べることや、バーゲンも多く開催されるため、お得に購入することが出来る時期であることも上げられます。
また、3月下旬や4月になってしまうと、卒業、入学または就職で忙しくなってしまうため、現実的に動きづらい時期にもなりますから、ねらい目のタイミングであるとも言えるでしょう。
8月末から9月末頃のこの時期は、新作の振袖が店頭に並び始める時期ですから、新作の柄行の購入を検討している方にはこの時期もおすすめです。昨今では、インターネットのSNS上で各ブランドが振袖の情報を上げているので、少しでも早く情報が知りたいという方は、前々から公式サイトを確認したり、SNSをフォローしておくといいかもしれません。
また、新作がいい!と思っても、いざ新作が出る時期からではどう選べばいいかわからず、タイミングを逃してしまうこともあり得ます。まずは、新作を購入する、しないに関わらず、早い段階から情報収集を始め、振袖を目に慣らしておき、理想とするものはどんな柄行なのか、イメージしておけると良いでしょう。
レンタルであれば、まず成人式の直後が大きなタイミングとなります。先述の通り、レンタル店にその年にレンタルされていた振袖が返却されてくる時期であるため、旧作の柄行はもちろん、その年の新作の振袖も揃い、豊富な種類の中から選ぶことができます。
新作の振袖が実際にお店に入荷されてくる時期です。新しいトレンドの振袖を選ぶことを希望していて、かつ「誰も袖を通していない、まっさらの新作がいい!」という方はこのタイミングがおすすめです。
振袖は毎年新作のデザインが発表されます。そしてもちろん、旧作のデザインもあるため、その数は年々増えていきます。その中から「着たい!」と思える、成人式をとびきりの思い出にしてくれる一着を見つけるには時間がかかります。
できるだけ早いうちから振袖の情報を得て、どんな柄行のものが自分の好みなのか、どれが運命の一着なのかを想像しておくと良いでしょう。
旧作、新作の柄行が年々増えていくため、準備に時間をかけるほど、その選択肢は広がります。専門店もひとつだけではありませんから、たくさん時間をかければそれだけたくさんの振袖と出会うことができます。
仕立てが必要になるのは購入の際だけではありません。レンタルの振袖でも、ご自身のサイズに手直ししてくれる専門店もあります。仕立てには2~4ヶ月ほど時間を要しますから、成人式当日だけでなく、前撮りにも余裕をもって臨むためには、早くから準備しておくことが大切です。
振袖には、帯だけでなく、バッグや草履、髪飾りなどを合わせます。トータルでコーディネートして、満足のいく仕上がりにするためには、早い段階で振袖が決まっていることが不可欠でしょう。また、ヘアメイクなどもスタイリストに相談する時間があれば、前撮りや式当日の満足度にもつながるでしょう。
成人式当日は式に出席するだけでなく、晴れ着で友人と出かけたり、家族でお祝いをするなど、何かと慌ただしいことが多く、その為、前撮りをすることがほとんど。前撮りの日取りを確保し、その日の着付けやヘアメイクなどの準備や撮影の予約を余裕をもってしていけるようにしましょう。